カフェ板でシンプルな壁面本棚をDIY

DIY

リビングが子供の絵本や図鑑、工作用具などで絶望的な状態になってしまったので、収納用の棚を自作しました。
別の部屋に片付けてしまってもよかったのですが、目につくところにないと忘れて読まなくなってしまったり、別の部屋がさらに絶望的になりそうだったので、リビングに居場所を作ることにしました。
また、作り付けのような壁の幅いっぱいの本棚が欲しかったので、今回は既製品ではなく自作しました。

完成した棚

壁の幅や、持っている本のサイズ、既製品のサイズなどを参考にして、以下のサイズで作成しました。
幅:3040mm、高さ:800mm、奥行き:280mm
持っている図鑑(小学館NEO)の高さが280mm、ウォーリーを探せシリーズが325mmだったので、棚1段の高さは350mmとしました。

材料・工具

主な材料は、
・カフェ板(2000x200x30):10枚くらい
・木ダボ(φ10×40):40〜50本
・木ねじ(スリムビス65mm)
・ねじ穴埋め用のφ8丸棒
・節埋め用のウッドパテ
・オスモカラー ノーマルクリア

工具は、丸鋸、電動ドリル、オービタルサンダー、ランダムサンダー など
あと、ダボ治具とポケットホール治具を自作しています。

自作したダボ治具(左)とポケットホール治具(右)

作業工程

作業工程の写真は撮っていなかったので、以下簡単に。

買ってきたカフェ板をカット

ホームセンターで買ってきたカフェ板をカットします。
今回、棚の奥行き280に対して、カフェ板自体の幅が200(耳込み)なので、足りません。そのままのカフェ板と、縦半分に切ったカフェ板を合わせて280mmにしています。この継ぎ合わせ部分はカフェ板の耳をそのまま使用しています。また、外側の面(表側と壁側)については耳をカットしています。
カフェ板の縦引きカットはこちらを使用しました。


パテ埋めとサンディング

カフェ板は個体差があり、節に割れがある場合などはウッドパテで埋めます。ウッドパテは乾燥すると目減りするので、割れや欠けが大きい場合は多めに盛り付けます。
1日ほど乾燥させ、余分なパテを大まかにノミで除去し、サンディングします。今回は、120番→240番→水拭き→再度240番で仕上げました。
使用予定のオスモカラーはウェット研磨が不要なので、このタイミングで水拭き+サンディングをしています。水拭きすると毛羽立つので、毛羽立ちが乾燥した後に再度サンディングすることで、塗装時の毛羽立ちを軽減させます。
今回は数が多いので、オービタルサンダー、ランダムサンダーを使用しました。ランダムサンダーの方が研磨力が強いので、広い面はオービタルサンダーを使用して、比較的狭い面はランダムサンダーを使用しました。また、このタイミングで角の面取りもやってしまいますが、面取りや側面の細かい部分は手でサンディングした方が失敗が少ないと思います。


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仕切りになる縦板については、このタイミングでダボ穴を開けておきます。今回は10mmの穴を開けています。ダボ穴は自作の治具を使用して開けています。

オイル塗装

塗装はオスモカラーのノーマルクリアを使用しました。オスモカラーは高いですが、薄塗りなので面積あたりの単価は安いと謳っていたのと、子供にも安心ということで今回採用しました。乾燥時間が短めということもポイントでした。オスモコテバケが欲しかったのですが、価格が高い上に使い捨てとのことだったので、安価なこちら↓を採用しました。オスモコテバケとの比較はできませんが、問題なく塗装はできました。



組み付け

塗装後24時間程おいて、組み付けして行きます。
横になる板については、棚の横幅が3040mmなので、縦方向に継ぎ合わせる必要があります。今回はポケットホール接合を試してみました。杉材で柔らかい木質のため、ネジ穴周辺が欠けてしまったり、ねじの締め付けの際に板が動いてツラがずれてしまいました。対策としてネジの下穴を開けるのと、ダボでツライチに固定してからネジ締めすることで改善されました。結果としてそれなりに接合できたのですが、強度の面と美観の面から、次回は採用しないと思います。(記事の最後に改善点としてまとめています)

絵本や図鑑くらいなら大丈夫そうですが、ここにピンポイントで子供に乗られるとちょっと怖い

横板と縦板の接合については、下側はダボ接合、上側はネジ接合しています。
まず一番下の横板(ポケットホール接合したもの)を置く。縦板下部のダボ穴にダボマーカーをはめて、位置を合わせて横板に印をつける。横板に穴を開け、ダボで接合していきます。今回縦板毎にダボ穴位置が微妙にずれていたため、この作業を全ての縦板でやっています。横板に穴を開ける際は市販のガイドを使用しました。
縦板の上に2つ目の横板を載せて、スリムビスでビス留めして行きます。板に反りがある場合も、ここでビスで締め付けていきます。
再度縦板をダボ接合して、最後に3枚目の横板を載せてビス留めします。今回は、将来的に解体しやすいように、接着剤は使用していません。

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一番上の横板はネジ穴に8mmの穴を開けてねじを埋めて、上から丸棒で埋めています。(ここは接着剤使用しています。)ネジ締め後に丸棒を打ち込み、アサリなしのノコギリで余分な丸棒をカットしてサンディングして仕上げます。部分的に塗装が剥がれますので、最後に塗り直します。

また、棚の上にテレビを置く予定だったのを忘れていたため、このタイミングでケーブルを通す穴を開けました。ホールソーを使用しています。(当然、組み付け前に開けた方がやりやすい)

最後に、ネジ埋め部分やケーブル穴にオスモカラーを塗り直して完成です!

反省点

横板について、縦方向の板継ぎはポケットホールだと不安。もし次に作るなら、縦板に乗る位置で込み栓相欠き継ぎにしたい。
横方向の板継ぎは、カフェ板の耳を使ったが、板毎に反りなどの癖があるため、締め付けないと隙間や段差ができてしまう。理想は耳を除去してビスケットや本実で接着して継ぎ合わせたい。

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